荒井良二さんの展覧会へ。
相変わらずぶっとんでいてよかった。やっぱり原画っていいなぁ。
ただ、一回で見て歩くには作品の数が多すぎると思った。美味しいものがたくさん並ぶホテルのビュッフェみたいで、あれもこれも魅力的だけど全部は食べられないから自分で取る料理と量を真剣に選ばなくてならない、そんなかんじだった。
広いスペースで作品の数が多いとそういう作業も必要になるから全体が薄れるかんじがして私はあまり好きじゃない。好きな作家さんの作品は適度な数を適度な広さでできるだけ受身で見たいと思う。
それでも色鮮やかないろんな物語の中を歩いたので、帰りの電車では世界中を旅したような気分になっていた。そしてこういうのもいいかなぁと思った。どっちなんだよ。
何点かすごく気に入ったすばらしい絵を見れて満足したし、どっちでもいいか。

その後買い物などをして、横山さんと合流。
そして中華料理を猛スピードで食べて、大原さんのジャズライブへ。
つよキングがあらかじめ「暗い曲を」とリクエストしていたので、中盤はほんとに暗かった。でも大原さん自身があまり暗い人ではないようで、暗く始まったけど最後には希望の光をみつけたよ生きていけそうだよ、みたいな曲が多かったので暗く沈み過ぎずにすんだ。
大原さんはすでにすばらしいピアニストなのにふだんは地道な基礎練ばかりをしているそうだ。そしてライブの本番で日々溜めていたものを出している。もちろん溜めているのはストレスとか不満とかではなくて、きっともっとなにかイイモノなんだと思う。枯れた花の束の中からまだきれいなものを抜いて差し替えた後とか、赤ちゃんのぷりぷりのお尻を拭いた後とかに残る小さいけどなんかイイモノ。
大原さんや他の演者さんたちがほんとうに楽しそうに弾いていて、ライブはこの人たちの大切な自由時間なんだと思った。プロのひとたちの自由時間を見るのは楽しい。