空が低いなぁ、明日の台風は激しそうだなぁ、と空模様を一人ぶつぶつ分析していた。
後ろの草むらにいた鴨の群れがお尻をふりふりさせてガンジスに向かって道を渡っていた。
そこへ車がやって来たので歩いていた鴨たちはあわてて飛び出した。羽をばたばたさせて
お尻が重たそうだった。あわててるけど顔は無表情なんだなぁと思いながらその様子を見守っていたら、横から突風がふいて鴨たちが体勢をくずしオレの方に流されてきた。
みな頑張ってこらえていたが、群れの中の一羽がさらにふいた強風にあおられてオレの頭
に不時着しすかさず体勢を整えオレの頭を踏み台に勢いをつけてガンジスに飛び込んで行
った。「トン!トーン!」と二回蹴られた。まさかの「トン!トーン!」をくらって
しばらく呆然としていたら、すぐ隣でその一部始終を見ていた釣り人のオッサンと目が合ってしまったので、照れながら苦笑いをした。へへっ。
帰り道、自転車をこぎながら思い出した。
むかし清水ミチコが川沿いの土手を考え事をしながら自転車で走っていたらカラスが肩に
とまり、びっくりしてわめきながらも肩にカラスを乗せたまま走り続けたっていう話。
それってすごい奇跡だよなぁと当時は人ごとのように思ったけど、もしかしたら「土手と鳥とスキのある女」という三つの条件がそろえば意外と起こりえることなのかもしれない、と今日新たに思った。
むかし清水ミチコが川沿いの土手を考え事をしながら自転車で走っていたらカラスが肩に
とまり、びっくりしてわめきながらも肩にカラスを乗せたまま走り続けたっていう話。
それってすごい奇跡だよなぁと当時は人ごとのように思ったけど、もしかしたら「土手と鳥とスキのある女」という三つの条件がそろえば意外と起こりえることなのかもしれない、と今日新たに思った。