相変わらず人がいない。ここが人気がないのは浅瀬すぎていわゆる海水浴ができない
からだ。でもオレたちかまいたちはこの海を愛している。
歩いてでも行ける小さな島へいつも無理やり平たく泳いで渡るんだけど、これにはかなりの技術が必要だ。気をゆるめると腹や足を岩で切ることになる。三女ブロードウェイは
今回が初めてのプライベートビーチだったけど、ちょっとスネを切るくらいの軽い負傷で済んだのだから大したもんだ。
島の裏側には魚がたくさんいてそれを見るのが最大の楽しみだ。水中メガネだけで潜る
から魚に夢中になればなるほど、息つぎが必死でみんな顔がこわい。
干潮でいよいよ本格的にほふく前進していたら、浜辺に敵を発見!観光客のようだっ
たけど、ほふく前進で近づいてくる女三人の異様な姿を見て逃げるようにして去って
行った。威圧の不戦勝!
午後はこうり島へ。名物のウニ丼を食べるもすぐに飽きてしまい、途中からは無言で
かき込むソルジャーたち。そして今度は水はたっぷりあるけど海草だらけの海に入る。
三匹の犬を連れていたお姉さんと知り合った。とても気さくで明るいそのお姉さんの
沖縄弁には驚くほど癒された。そのおかげで、三匹の中に見た目も性格もソラに似てい
る子がいたけど、泣かずに優しい気持ちで眺めることができた。
この時間を三人で共有できてよかった。沖縄に来てよかったと思った。