よぼよぼお爺ちゃん編 その2

といったかんじの3日間で始まって、
週明けには大きな大学病院で診てもらったわけなんだけどここからの展開はすごい。
8月15日
なんとなくその名の響きで「脳神経内科」の門をたたいてみた。
「すみませーん。頭が痛いんですけどー。」(心の声)
一通りの診察を受け再度脳のCTを撮っても異常はなくて(Dr.循環器は正しかった)、
その場はいちおう緊張型頭痛ってことで帰ってきたわけ。で、出された薬を飲んだ数時間
後に突然手足が思うように動かなくなったわけ。なんでか手足に力が入らない。
緊張型頭痛ってのは簡単に言えば頭の筋肉が硬直して起こる頭痛だとかで、出された薬は
硬直しないよう筋肉を弛めるというもの。え、ゆるみすぎた?
8月16日
自力では歩けなくなり三女タッタン(三女ブロードウェイは一年経っても馴染まなかった
ため、たった今改名)に介助されて再び「脳神経内科」の門をたたく。
「すみませーん。ゆるみすぎちゃったんですけどー。」(心の声)
とりあえず薬を体から抜いて一週間様子を見るということになって、ゴムかなんかででき
ているトンカチでおでこをばぃぃ〜んと叩かれて帰された。
これがDr.トミーとの最初の出会いで最初のばぃぃ〜んだった。

そして、あっという間によぼよぼのお爺ちゃんのようになっていった。
志村けんがコントなんかでやるよぼよぼのお爺ちゃんそっくりだった。毎日履いてた
レギンスが伸びてよれよれになってしまいお尻のあたりのたるみ具合なんてもう絶妙で、
まるでステテコ姿だった。これがお婆ちゃんになれなかった理由だ。
足に力が入らないからろくに歩けない、かといって手にも力が入らないから四つん這い
にもなれないしホフク前進もできない。電話も耳にずっと当ててられないし、持っていら
れないからろくにメールも打てない。とにかく力が入らない。
手足の感覚は完全に壊れてしまって、腕なんて氷水に浸かっているようにキンキンに
冷えていると自分は感じるのに、人に触ってもらうときまって「大丈夫、温かいよ。」
とボケた老人を見るような目で言われる。
一番楽な体勢は仰向けで、自宅のテレビは地デジ化の波に乗り遅れて映らないし漫画も
持続して持っていられなかったから仰向けになってただひたすらに天井を見つめていた。
長男チクワは側にいて励ましてくれ、次男カメノスケは見舞いの品に新鮮な蝉を採って
来てくれた。枕元で蝉がビービー鳴いた。うるせぇんだよ!

つづく